
J) 流域・農地生態系と人間とのかかわり
- キーワード
- 水田 / 水生生物 / 水質 / 地下水 / 水利システム / 魚のゆりかご水田
琵琶湖集水域の中で森林に次いで大きな面積を占める「農地(水田)」は、生態系や水・物質の動きに大きな影響を及ぼします。Jグループでは、集水域の土地利用と水質・生物との関係、農業水利システムのしくみと水質・生物との関係、水田での農作業が生態系に及ぼす影響などについて調査、解析を行い、よりよい流域のあり方について考えます。

農業用水はどこから来てどこへ行くのか、水利システムを歩いて辿ります。途中で流量観測を行い、どのくらいの水が流れているか調べます。

琵琶湖や河川、井戸水などを採水し、水質を分析します。

井戸水を採水しているところ。

魚のゆりかご水田にタイムラプスカメラを設置し、遡上・降下する魚の種類と数を計数します。

2019年は、県大圃場を使って、農作業が水生生物に及ぼす影響を調べました。調査内容は、年によって多少変わります。

県大圃場では、こんな生物が見つかります。